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地方中学理科教師/アクティブ・ラーニング/『学び合い』/アドラー心理学/コーチング/

フックの法則

 実験自体は単純だが、中学理科で初めて明確に「比例」の概念が登場する授業である。オームの法則や定比例の法則の法則など、中学理科の計算問題はこの比例をいかに使うかが重要だが、算数や数学で習う比例となかなかリンクしづらい。そこで、実験に入る前に、まず身近な比例現象に着目し、そのグラフをかいてみることにした。

 課題は以下の通り。

  1. 身のまわりの比例している例を1つ挙げ、表を作成し、グラフをかく。
  2. 教科書の実験を行ってグラフをかき、「力の大きさ」と「ばねののび」が比例していること=フックの法則を証明する。

 まず身近な比例現象を見つけてグラフをかき、ばねの実験結果も同じようなグラフになればフックの法則を証明できる、という流れ。

 1つ目の課題については戸惑いが大きいかと思ったが、例を言うのを敢えてグッと我慢して課題に取り組ませた。すると間もなく「鉛筆の本数と合計金額」といういい例を考え出す生徒がいたので、すぐに全体に広めたところ、次々と面白い例が登場した。「時間と進んだ距離」「シャーペンを押す回数と出てきた芯の長さ」などなど。

 そこからばねの実験に移っていったので、いきなりの実験よりも比較的スムーズに進んだように思う。ちょっと時間がオーバーしたが、全員グラフを完成させることができた。 f:id:soulbomber:20160128222337j:plain

 閑話休題。フックはフックの法則だけでなく、細胞を「cell」と名付けるなど偉業は枚挙に暇がないが、「ニュートンとの確執により、フックは死後ニュートンによって肖像画を全て破棄された」というエピソードは鉄板ネタで毎年授業で話している。「人間いくら賢くてもやっぱり人間性が大切」という道徳的なオチがつくので使いやすい。

ロバート・フック - Wikipedia