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むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに

すべてのものが日々新しい

 中学生の歌う定番の合唱曲の中では、「信じる」という曲が一番好きだ。技術的には2年生でも歌えるが、やっぱり3年生が歌ってこその良さを持つ曲だ(「春に」なんかも同様)。特に最後のサビ?の歌詞がさすが谷川俊太郎という素晴らしさである。


信じる

葉末の露がきらめく朝に
何を見つめる子鹿のひとみ
すべてのものが日々新しい
そんな世界を私は信じる

 

 今日、長男が1歳の誕生日を迎えた。長男を見ていると「すべてのものが日々新しい」とはこういうことなんだと感じる。彼は空の上で光っている物体が何なのかも、目の前にいる私たちが何者なのかも知らない。歩く方法も、高いところに登ると危ないということも知らない。目で見るもの、耳で聞くもの全てに対して何の予備知識もない。

 率直に言って、そんな彼を羨ましく思う。大人になってもそんな心を持てたらどんなに素晴らしいだろうと、日々彼から教わっている。

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