地層のでき方
いよいよ最後の小単元・地層。この辺りは小学校でかなり時間をかけてやっているらしく、復習的な要素も強い。覚える用語が多いところなので、生徒にとっては「とにかく覚えりゃ何とかなるんでしょ」となりそうなところだが、実験や実物を扱いながら「なぜそうなるのか」を強く意識させたいところ。
課題は以下の通り。
- 「風化」と「侵食」「運搬」「堆積」とは何かをまとめ、理解する(納得する)。
- 「れき」「砂」「泥」の違いをまとめ、理解する(納得する)。
- 土砂が堆積するときに、れき(大きい粒)は浅いところに堆積し、泥(小さい粒)は深いところに堆積する。このことを「ツモルくん」を使って実験をし、なぜそうなるのか、その理由を自分の言葉で3人に説明して、納得してもらえたらサインをもらう。納得してもらえなかったらアドバイスをもらい、よりわかりやすい説明にする。
堆積実験ができる実験装置を今年購入したのだが、1つしかないので教卓の上に置いておき、自由に実験ができるようにした。また、スクリーンには「理科ねっとわーく」の動画を流しておいて、実験を待っている間もその動画もヒントにできるようにした。
「れき=浅いところ」「泥=深いところ」と教科書にはあるのだが、生徒の理解のプロセスとしては「れき=陸地から近いところ」「泥=陸地から遠いところ」というワンステップを間に入れた方が理解しやすい、ということを生徒の学び合う様子を見ていて感じた。