地層や化石からわかること
ここも生徒にとっては「とにかく化石の名前を覚えないといけないところ」という認識で終わらせるのではなく、示相化石と示準化石とは何か?どんな化石が示相化石や示準化石になるのか?に重きを置いた課題になるよう心がけた。
課題は以下の通り。
- 示相化石とはどのような化石か。サンゴを例に挙げて、自分の言葉で3人に説明して、納得してもらえたらサインをもらう。納得してもらえなかったらアドバイスをもらい、よりわかりやすい説明にする。
- 示準化石とはどのような化石か。キョウリュウを例に挙げて、自分の言葉で3人に説明して、納得してもらえたらサインをもらう。納得してもらえなかったらアドバイスをもらい、よりわかりやすい説明にする。
- 各地質年代の主な示準化石を覚える(ラスト5分の小テストに合格する)。
「なぜサンゴは示相化石なのか」「なぜキョウリュウは示準化石なのか」を説明させることを課題のメインに据えた。また、化石は実物を自由に触れられるように、地質年代ごとに分けて教卓の上に並べておいた。
最後の小テストの前に、「なぜ古生代末期と中生代末期に大量絶滅が起こったか」「校内にはメタセコイアが生えている(伐採されて切り株だけになってしまっているが)」など、教科書に載っていないような内容のみ、まとめとして数分だけ話をした。これからも教師の話はこのように最低限度に留めておきたい。