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地方中学理科教師/アクティブ・ラーニング/『学び合い』/アドラー心理学/コーチング/

続・『学び合い』授業を参観していただいて

 修学旅行をはさんで前回に引き続き、日頃お世話になっている地元大学の先生に、『学び合い』の授業を参加していただいた。

 最初は1年生の小単元「植物の分類」1時間目。今回も前回同様、単元全体のまとめ的な要素が強く、一斉授業であれば教師主導の説明で終わらせがちなところに敢えて挑戦してみた。課題は以下の通り。

  1. 理科ノートp○○の穴埋めを行い、「種子植物の分類」について自分の言葉で3人に説明して、納得してもらえたらサインをもらう。納得してもらえなかったらアドバイスをもらい、よりわかりやすい説明にする。

 参観していただいた先生は、最初から最後まで1人の生徒をずっと追いかけてくだささり、その生徒がどのように変容していくかを詳細に見取っていただけた。普段授業者の立場ではどうしても全体を俯瞰的に見ることに意識が及んでしまうので、生徒一人ひとりの学びに目を向けるいい機会となった。同時に、課題が早く終わった生徒の過ごし方についてご指導をいただいた。やはりトップランナーがいきいきと先に進んでこそ、『学び合い』の雰囲気は活性化されると感じているので、今後工夫・改善の余地がある部分である。

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 2つ目は3年生の小単元「生物の成長と生殖」の植物の有性生殖についての内容。花粉管の観察→植物の有性生殖の理解という2時間分の課題の1時間目を見ていただいた。2時間分の課題は以下の通り。

  1. 理科ノートp○○の観察を行い、花粉管とは何かを自分の言葉で3人に説明して、納得してもらえたらサインをもらう。納得してもらえなかったらアドバイスをもらい、よりわかりやすい説明にする。
  2. 花粉管の観察では、花粉を寒天溶液の上で観察する。なぜ寒天溶液の上で観察するのか、さらになぜプレパラートを放置するときに水を入れたペトリ皿に入れてふたをするのかについて、自分の言葉で3人に説明して、納得してもらえたらサインをもらう。納得してもらえなかったらアドバイスをもらい、よりわかりやすい説明にする。
  3. 植物の有性生殖について、「花粉管」「精細胞」「卵細胞」…(略)…という言葉を用いて自分の言葉で3人に説明して、納得してもらえたらサインをもらう。納得してもらえなかったらアドバイスをもらい、よりわかりやすい説明にする。

 行事とテストの端境期ということもあり、また授業開きから時間が経ったことによる『学び合い』に対する慣れもあって、ややマンネリ化というか形骸化している部分があるのかも知れない。自分自身も、いろんなことが当たり前になり、本当にこれで良いのかという吟味を怠っていたような気がする。今回参観いただいたのを機に、今一度「1人も見捨てない」という哲学を自分の中で問い直し、それを具現化するための手だてについて考えていきたい。

 

 今月は修学旅行を挟んで2回授業を参観していただく機会に恵まれた。やはり外部の方をお招きするというのはいろいろと準備も含めて気を揉むものではあるが、それ以上の学びを得ることができた。今後も出しゃばりなくらい、いろんな方に授業を見ていただける機会を作っていきたい。