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地方中学理科教師/アクティブ・ラーニング/『学び合い』/アドラー心理学/コーチング/

SSTA中日本特別研究会に参加して

 金・土・日の足掛け3日間、SSTA(ソニー科学教育研究会)のブロック特別研修会に、研修員として参加をさせていただいた。京都での初等中等教育アクティブ・ラーニングフォーラムにも行きたかったのだが、この週末は地元でみっちり学ばせていただくことにした。

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 3日間他県の先生方と議論を交わしながら、最終的には中1理科「光」の単元構想と指導案を完成させるというもの。このような研修会には参加した経験がない上に、「教材は生徒が選ぶ」という『学び合い』のスタンスで実践を続けてきた中で「教材ありき」の授業から遠のいていたことあり、自分のような者が参加することにやや気後れを感じていた。しかし、出来上がった教材や指導案そのものよりも、アドバイザーの先生がおっしゃっていた「他人の頭を使って授業を考える」ことの面白さと難しさを強く実感することができた。

 分科会は5~6人程度のグループで、同性のほぼ同世代のメンバーが集まったのだが、先生ごと(もしくは地域ごと)に授業に対しての価値観が多種多様であることに驚きを感じた。例えば、「教材との出会いとそれに伴う生徒からの問題提起」を何よりも大事にするという考え方は、これまでの自分の中では優先順位が高くなかったものであり、議論を深めていく中でその意味や重要性を少しずつ見出すことができた。

 それと同時に、生徒一人一人の学びの入口や興味・関心も多種多様であるのだから、教師側が教材や単元構想を規定することの難しさや限界もあるのではないか、ということもずっと頭をもたげていた。また、「単元を貫く課題」や「探究型」などは研究授業などでよく見られるが、そういった授業が日常的に行えるのかという疑問もある。そうなってしまっては、一体誰のための授業なのかという本質が揺らいでしまう。

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 『学び合い』の考え方を尊重しつつも、こうした教材や単元について深く掘り下げる機会を通じて、教材観や指導観の「引き出し」を増やすことが、生徒の質の高い学びを保証することにつながるのではないか、という思いを新たにした。二項対立的に捉えるのではなく、あくまでも『学び合い』は考え方としてのベースであり、その上にどのような方法を積み上げていくかという部分で今回のような経験が活かされるのだと思う。

 

 参加された先生方、運営に携わられた先生方、誠にありがとうございました。