クラスが動く
2学期スタートと同時に、学校祭準備期間に突入。今週末の体育祭、来週末の文化祭に向けて、朝早くから夕方遅くまで生徒も教師も超ハードスケジュール。準備を通じて生徒とポジティブな関わりをたくさん持つことができるのが行事のいいところだ。
今年の行事指導では、クラスの生徒とのコミュニケーションツールとして黒板を多用している。書く内容は<連絡>と<雑感>の2つを明確に分けている。<連絡>は、文字通り学校側からの連絡や急な変更点、他クラスとの公平性を保つための共通ルールなど、生徒に必要な事務連絡を書く。<雑感>は、生徒の活動に関して担任が感じたことをIメッセージとしてメモ的に羅列していく(あくまでも雑感なので、「役に立てばいいなあ、くらいのつもりで書いている」「参考にしてもしなくてもいいよ」と前置きしている)。
- 口頭では伝え切れないたくさんの連絡事項を確実に伝達できる
- 何を伝えたか、伝えてないかの記録が残る
- 昼以降は教室での授業がないので、下校時まで残すことができる
- 担任が話す時間を削減でき、生徒主体の活動に充てられる
- 即時性の高い学級通信替わりになる
- ちょっと心が乱れても、書いているうちに鎮まってくる
- 担任の(直接言いにくいような)正直な気持ちを伝えやすい
など、たくさんのメリットがあることに気付いた。これからもいかにして価値を高めていくかを模索しながら活用していきたい。
行事に向けてたくさんの取り組みを同時並行で進めていく中で、「クラスが動いた」という瞬間がたくさん訪れる。特に今日は合唱練習を通して、クラスにとって重要な変化を確かに感じることができた。「カチッ」と音がしてスイッチが入ったようなイメージ。明日はどんな変化が起こるか?とハードながらもワクワクする日々である。