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地方中学理科教師/アクティブ・ラーニング/『学び合い』/アドラー心理学/コーチング/

テスト勉強を理科室で

 3年生は11月上旬に大切な実力テストの受験を控えているため、教科書を進むのはしばしストップして、過去問に取り組むなどテスト対策中心の授業。これまではテスト対策=普通教室で授業をする、ということに何の疑問も抱いてこなかったが、生徒たちは普段の理科室での『学び合い』に慣れているため、そのままの流れで毎時間理科室で授業を行っている。普通教室から理科室へ毎回移動しなくてはならないため、生徒にとっては不評かと思いきや、予想に反して非常に好評。理科室での「学びやすさ」の方が勝っているらしい。

 授業では、1回の授業で1回分の過去問に取り組むことを基本単位にして、各自のペースで学んでいる(事前に過去問を配布し、必要があれば家庭学習としてある程度取り組んだ上で授業に臨む、という流れ)。生徒同士が計算問題などを教え合う際には、常備されているホワイトボードが大活躍。

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 教師も生徒からの要望があれば、黒板を使ってプチ講義を行う。年度当初は「先生が教えてしまうと生徒同士の『学び合い』を阻害してしまわないだろうか?」と心配していたが、ほとんどの生徒は自分たち同士で学び合い、たまに教師に詳しい解説や講義を求めてくる程度である。いちいち先生に聞きに行くよりも、基本は自分たち同士で学び合った方が効率がいいという判断だろうか。

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 また、理科室の最大の利点はいつでも実験の復習ができる点だろう。難解な鏡を使った問題について、実際に実験してみる生徒が多数見られた。

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 それ以外にも、机のサイズが大きい、お互い向かい合う配置なので学び合いやすい、など数々の利点があるのは以前に書いた通り。さらに、この時期理科室が好まれる理由として、日当たりがいいために普通教室よりも暖かいという利点もあるらしい。

 

 という訳で、傍から見ると立ち歩いたり教え合ったりする生徒の姿もあり、教室前方の黒板で講義を受ける生徒の姿もあり、隅の方では実験に勤しむ生徒の姿もあり…と何でもありのカオスな理科室だが、なかなか心地良い学びの空間となっている。これまでも、こういったテスト勉強の際には『学び合い』もどきのことはしてきたけれど、4月から毎時間『学び合い』に取り組んできたクラスはやはり学びに向かう空気が違う。結果につながることを期待したい。

 

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