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地方中学理科教師/アクティブ・ラーニング/『学び合い』/アドラー心理学/コーチング/

システムチェンジ

 先週2学期期末テストが終わり、どの学年も新しい(小)単元が始まる。土曜日のSORAの会でいろいろなアドバイスをいただいたことも受けて、このタイミングで『学び合い』のシステムを少し見直すこととした。

 

1.可視化用名簿の巨大化

 これまで行ってきた小単元丸ごとの『学び合い』では、多ければ8~10時間近くに渡って「小単元丸ごとについて全員が説明できるようになる」という大きな課題を達成することを求めてきた。したがって、『学び合い』のセオリーである「課題が達成できた人は黒板のネーム磁石を裏返す」といった方法では、ほとんど可視化の意味をなさないという問題が生じていた。そこで、小単元をさらにいくつかの内容に分け、その1つ1つをきちんと説明できるようになったら、黒板に貼ってある名簿の自分の欄に、課題を達成した日付を書き込む、という方法を取り入れてきた。しかし、名簿がA4サイズであるため教室全体から全く見えず、可視化の効果がないというのが実情であった。

 そこで、職員室にある拡大コピー機で名簿をA0まで拡大し、それを黒板に貼ることにした(拡大していたら他の先生に見られて何に使うのかと訝しがられた)。

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 この大きさがあれば、誰がどこまで課題が終わっているのかを、遠目にも知ることができる。また余談ながら、日付がすぐに分かるようにと思い、黒板の隅にキングカズの名言日めくりカレンダーもぶら下げた。

 ミドルスパンやロングスパンで『学び合い』を実践されている先生方は、どのような具体的方策で可視化をされているのか、興味があるところだ。

 

2.実験用班の自由化

 これまでは、実験を行う際の班のメンバーは、教室で決まっている座席を元にして、固定された3~4人で行っていた。火や薬品を使うなどの場面での安全を担保するため、また実験器具の数に限界があるためなどが主な理由である。しかし、今回1年生も「光の世界」という比較的安全上の問題が少ない小単元に入るということもあり、「1人も見捨てないという目標を達成するために」「3~5人の範囲内ならば」「器具の数や場所などの問題を勘案した上で」班のメンバーを自由に設定してよいというシステムに変えた。もちろん、授業の前に「なぜこうしてシステムを変えるのか」という語りは丁寧に行った。

 

 教師ができるのはこうしてシステムや環境を整えることまで。その枠の中で生徒たちがどう動くかは、あくまでも生徒自身が決めること。すぐに成果に表われることを期待してしまいがちだが、落ち着いて待つことのできる教師でありたい。