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むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに

映画「みんなの学校」上映会&木村泰子先生講演会

GW初日の29日、夜行バスのため東京に朝早くに到着したので、昭島市で行われた映画「みんなの学校」上映会&木村泰子先生講演会に参加することにした。 minna-movie.com 随分前に大空小学校の本は読んだことがあって、映画も全国各地で上映されていることは知…

いちご狩りで学ぶ「花のつくりとはたらき」

月曜日が振替休日だったので、いちごに目がない2歳の長男を連れて県内のいちご狩り施設へ。思えば人生において果物狩りに行くのは初めての経験だったが、今の時代に合わせていろいろと洗練されていて面白かった。 ビニールハウスの中はとても清潔で、高設栽…

「振り返りジャーナル」授業編

クラスで行っている「振り返りジャーナル」の他に、今年度は毎時間の授業でも「振り返りジャーナル」を導入している。 『学び合い』実践者の方々の多くが、授業の最後に振り返りを書かせているということを本などで知り、振り返りを書かせること自体は昨年度…

「振り返りジャーナル」クラス編

「振り返りジャーナル」で子どもとつながるクラス運営 (ナツメ社教育書ブックス) 作者: 岩瀬直樹,ちょんせいこ 出版社/メーカー: ナツメ社 発売日: 2017/02/16 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る いろいろなブログ等で、特に『学…

学級開きを終えて

木曜日に入学式・始業式があり、木・金と慌ただしい2日間を過ごした。今年度は4年振りの1年生担任。担任4人のうち、自分以外の3人は今年異動して来られた先生方なので、学校のルールやシステムを把握しているのは自分だけという立場での学級開きとなっ…

「とんでもなく役に立つ数学」西成活裕

とんでもなく役に立つ数学 作者: 西成活裕 出版社/メーカー: 朝日出版社 発売日: 2011/03/19 メディア: 単行本 購入: 25人 クリック: 555回 この商品を含むブログ (21件) を見る どこかのブログか何かで紹介されていた1冊。同じ著者の「渋滞学」もかつて読…

アクティブ・ラーニングの対義語=一斉授業?

一足早く卒業した3年生に続き、1年生も全授業が終了した。今考えているのは、アクティブ・ラーニング(『学び合い』)の対義語=一斉授業と言われるけれど、本当にその発想でいいのか?ということだ。 そもそもは、3年生のアンケートの中で行った「『学び…

卒業式を終えて

気付けば卒業式が終わって1週間以上が経ってしまっていた。まだ残っている1年生の授業や部活動は当然ながらこれまで通りだが、担任しているクラスがないというのはこれほどまでに時間が経つのが早いのかと思う。早くもたまに卒業生が学校に遊びに来たりす…

授業アンケート

県立高校入試を前にして、3年生の授業が一足早く終了。最後の授業では、1年間『学び合い』の授業で頑張ってくれたことへのお礼と、4月最初の授業で行った語りと同じようなを今一度サラッとおさらいするように語った(多くの生徒たちにとっては目前に県立…

微生物による有機物の分解

中学校理科の最後の最後に登場する実験。サブ的な扱いの実験で、かつ毎年年度末の入試前後の時期に当たるのであまりきちんとやってこなかった実験なのだが、課題が早く終わった班の数名の生徒が自主的に取り組んだ。 校舎裏の土を適当に採取して、教科書の指…

I can't live without you

いつの間にやら2月に入り、担任しているクラスの卒業式までの授業日は残り30日を切った。今担任しているクラスは、授業を担当している複数のクラスの中で、最も『学び合い』の考え方が浸透しているクラスである。週に数回しかない理科の授業だけでなく、…

リヒテルズ直子氏講演会&ワークショップに参加して

2週連続大阪遠征2日目。箕面子どもの森学園で行われたリヒテルズ直子氏講演会&ワークショップに参加。箕面子どもの森学園に行くのも初めてだったし、阪急千里線に乗るのも初めてだった。北千里駅からちょっと歩けば着くかな、と思ってたら思い切り逆方向…

NEXT教育フォーラムに参加して

2週連続大阪遠征1日目。大学時代の知人に誘われて、大阪は梅田で行われた「NEXT教育フォーラム」に参加。主催団体であるGlobal Shapers Community Osakaについてほとんど何の知識もないまま参加したところ、オープニングで「ダボス会議」などという言葉が…

大阪『学び合い』SORAの会5回目~発表者として参加して~

2か月に1度開催されている大阪『学び合い』SORAの会に、毎回ではないがコツコツ参加をさせてもらってきてもうすぐ1年が経つ。いろいろな方々のいろいろなお話を聴かせていただくにつれて、自分もこの辺りで…と思い、機会をいただいて実践発表をさせていた…

「好きなようにしてください たった一つの『仕事』の原則」楠木健

好きなようにしてください―――たった一つの「仕事」の原則 作者: 楠木建 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 2016/02/05 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (4件) を見る 昨年読んだ教養書の中でベストだったこの1冊が、また無性…

「勉強できる子卑屈化社会」前川ヤスタカ

勉強できる子 卑屈化社会 作者: 前川ヤスタカ 出版社/メーカー: 宝島社 発売日: 2016/12/10 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る 2000年代前半のweb1.0時代の名サイト「Sledge Hammer Web」の運営をされていた前川ヤスタカ氏による教育論。…

「困難な結婚」内田樹

困難な結婚 作者: 内田樹 出版社/メーカー: アルテスパブリッシング 発売日: 2016/07/04 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (2件) を見る 年末に一度読んだのだが、あまりにも面白かったので、年の瀬に次男が誕生したことをきっかけに…

今年の1冊「小説」「教養書」「教育書」

早1年が終わろうとしている。読書メーター上で集計してみると、今年1年で読んだ本は111冊。おそらく『学び合い』関連本がかなりの割合を占めていると思うが、『学び合い』ついて深く学ぶことで、「自分が向き合わなければならないのは、表面的なテクニック…

世の中の大抵の疑問と答えはYahoo!知恵袋にある

3年生は大単元「地球と宇宙」に入った。最初の小単元「宇宙の広がり」は、宇宙や太陽系についての調べ学習的な要素が強い内容なので、いつもの理科室ではなくパソコン室で授業を行っている。1人1台のパソコンが自由に使えるので、フリーソフト「mitaka」…

自分で選んだことは、やる

1年生は小単元「光の世界」丸ごとの『学び合い』に突入。様々な実験に加えて光の反射・屈折・凸レンズの作図もマスターしなければならないので、過去最長の9時間を確保した。 この小単元の実験は、理科室のカーテンを閉めて電灯を消し、暗室にした上で行う…

システムチェンジ

先週2学期期末テストが終わり、どの学年も新しい(小)単元が始まる。土曜日のSORAの会でいろいろなアドバイスをいただいたことも受けて、このタイミングで『学び合い』のシステムを少し見直すこととした。 1.可視化用名簿の巨大化 これまで行ってきた小…

大阪『学び合い』SORAの会4回目

4ヶ月振りの『学び合い』SORAの会。今回はこれまでのセミナーなどでもお世話になったF先生や、同じ中学校理科で実践をされているU先生のお話がお聴きできるということで心待ちにしていた。これまでの枚方とは異なり、東大阪での開催。大阪東部に生まれて…

「青少年のための科学の祭典」に出展して 2年目

昨年に引き続き、地元の科学館主催の「青少年のための科学の祭典」地方大会に出展した。昨年は同僚の若い先生に協力をお願いしたが、今年は同業者である妻(現在は産休中)に協力をお願いすればいいのだ、ということに気が付いた。 ネタは「発泡入浴剤をつく…

「資格」とは言うけれど

昨年度に引き続き、3年生という卒業学年を担任しているので、いろんな高校の説明会に参加したり、逆に高校の先生に来ていただいてお話を聴く機会が多い。その中で、ある商業系の学科を有する学校の先生がおっしゃっていたお話が印象的だった。 商業系の学科…

異学年『学び合い』の可能性を見た

2学期途中から、担当している1年生と3年生共に、小単元丸ごとの『学び合い』に移行している。3年生は受験の足音が近付くにつれて学びへの意識が高まっている一方で、1年生はいまいち停滞気味。学びに向かおうとする空気の希薄さを感じ、当然なかなか結…

教育会セミナー3人会に参加して

部活のない日曜日。長男を実家に預け、妻と共に大阪へ石川晋先生、金大竜先生、福島哲也先生のセミナーに参加。「教室の今を考える」というテーマで、3人の先生方から授業の在り方や学級経営についての実践をお聞きし、それについて参加者が意見交換をする…

テスト勉強を理科室で

3年生は11月上旬に大切な実力テストの受験を控えているため、教科書を進むのはしばしストップして、過去問に取り組むなどテスト対策中心の授業。これまではテスト対策=普通教室で授業をする、ということに何の疑問も抱いてこなかったが、生徒たちは普段…

校内研究会を終えて

年に一度の校内研究会での代表授業。昨年度と実施時期がほぼ一緒な上、担当学年も同じ(3年生)なため、扱う内容も昨年度と同じになってしまった。しかし、この1年で自分の授業に対する考え方もいろいろと変化したため、その変容を意識した授業を見ていた…

「何者」の公開初日初回上映を観た

例によって午前中妻と息子が出掛けてしまったので、本日公開された映画「何者」を観に行った。公開初日の初回上映だから混雑を覚悟していたのに、せいぜい20人程度の入りだった。さすが地方、とも思ったが、あまりのいいお天気だったからこんな日にインド…

残業と『学び合い』

日経ビジネスonlineに、「よのなか科」の藤原和博先生と、「教えない授業」の山本崇雄先生の対談が連載されているので、興味深く読んでいる。最新のテーマは、「学校が『残業するサラリーマン』を育てている?」というもので、旧態依然とした学校制度が、悪…