エネルギーの保存と損失
エネルギー変換効率の続き。変換効率を高めたり、廃熱を有効利用したりする方法を考えることが目的。課題は以下の通り。
- 実際に手回し発電機を回して電球とLEDを点灯させ、LEDが電球よりも優れている点を説明する
- ペルティエ素子を使って実際に発電を行う。そして、自分が研究者だったら、ペルティエ素子をどのような場所でどのように使って発電するかについて、自分の言葉で3人に説明し、納得してもらえたらサインをもらう。
ペルティエ素子を実用的な発電に使うというのは現実味がないかも知れないが、廃熱に着目させるために応用的な課題として出してみた。特に理科が得意な生徒が意欲的に考えていたように思う。この単元はまとめ的な要素が強いため、こうした思考力を問う課題設定をしやすいので、教師側としても楽しい。
- 冬場に車のボンネットに使い、エンジンからの熱と積もった雪とで発電させる。
- ジョギングするときに体に貼る。
- 使い終わったお風呂のお湯の熱を使う。
少しずつエネルギー概念が育ってきていることを期待したい。