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地方中学理科教師/アクティブ・ラーニング/『学び合い』/アドラー心理学/コーチング/

「2020年の大学入試問題」石川一郎

教養書

 

2020年の大学入試問題 (講談社現代新書)

2020年の大学入試問題 (講談社現代新書)

 

  3月のSORAの会で兵庫のM先生から紹介いただいた1冊。運良く図書館の新刊コーナーで発見した。

 

 先日ちょうど、担任クラスの生徒が「全国学力・学習状況調査」を受験した。例によって「B問題が難しかった~」という声をたくさん聞いたので、この本の冒頭に登場した、順天堂大学医学部一般入試の小論文試験の問題をその日の帰りの会で紹介した。「キングス・クロス駅の写真です。あなたの感じるところを800字以内で述べなさい」という問題である。

toyokeizai.net

 

 実際にこの写真を見せ、「自分だったら800字(原稿用紙2枚分)どんなことを書く?」と問い掛けた。そして、「この学年はセンター試験を受験するラストイヤーの世代であること」「これからの時代に求められる力に合わせて、大学入試も確実に変化していること」「大学や医学部なんて関係ないと思っている人もいるかも知れないが、大学入試改革に合わせて高校入試も着実に変わりつつあること」「理科や社会も暗記科目だと思わず、”なぜそうなるか”を意識した学習をしなければならないこと」といったことを話した。

 

 しかし、こうして高等教育で何が起きているのか、そして何が起ころうとしているのかを目の当たりにすると、付け焼き刃や方法論的な疑似アクティブ・ラーニングでは決して太刀打ちできないことを思い知らされる。