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地方中学理科教師/アクティブ・ラーニング/『学び合い』/アドラー心理学/コーチング/

2学期スタート

 夏休みの後半も、生徒会担当としての学校祭準備の仕事に追われ、気が付けば新学期。間近に迫った学校祭の準備が本格化すると同時に、授業も再開。まずは1年生から授業スタート(3年生はテストのために授業は来週から)。

 1学期は全クラスALL『学び合い』を実践したが、生徒や周りの先生方からいろいろと話をして省察する中で、長丁場の2学期をどのように進めていこうか、夏休み中は悶々と考えていた。

 

生徒の活動中、教師は何をすべきか?どう過ごすべきか?

 「先生は何もしていない」と揶揄されやすいアクティブ・ラーニング。先生があれこれ動き回ったり声かけしすぎたりすると生徒の活動を阻害してしまうだろうし、一方でもっともっと生徒同士の学びをつないでいくべき必要性も感じている。

 これについては、7月のSORAの会で西川先生ご自身から「いろんな形があっていい」というご意見をいただいた。こうすべきという答えがあるのではなく、目の前の生徒の学びを見取った上で考えなければならないことなのだろう。

 そこで、1か月半振りの1年生の授業では意識的に生徒にポジティブな声かけを行い、久しぶりに味わうアクティブな学びの面白さや意義を再体験させていくことに主眼を置いた。大阪のF先生のように、いずれは生徒を信頼して「じっと見守る」レベルにまで達することが理想だ。

 

「3人に説明する」という課題は有効か?

 1学期続けてきた「~について3人以上に説明してサインをもらう」といった『学び合い』における常套句的な課題について、福島県のなおたか先生はブログで

集団が成長してきたら、「説明する」「サインをもらう」という指示は親切すぎる

と書かれていた記事が目に留まった。また、大阪のとよてつ先生もブログで

「説明する」というのは、結局のところ「方法」でしかないからだ。この課題は、実は理解するための方法を指定してしまっているのだ。だから、このタイプの課題を続けていると、この方法にフィットしない子がストレスを感じ始めて、上手くいかなくなってしまうのだ。

 と書かれていて、考え込んでしまった。

 なるほど、「説明する」「サインをもらう」という課題は何をすればいいかがわかりやすいため、生徒にとっても教師にとっても「ちゃんとやっている」という自己満足に陥り形骸化しやすい。教師側には、その方法すらも信頼して任せる勇気が必要な時期が来ているのかもしれない。2学期スタート直後はこれまで様子を見つつ、課題ももっとシンプルに進化させていきたい。

 

 毎年この時期は学校祭直前のため、合唱コンクールや応援合戦の練習の間隙を縫っての授業となる。一斉授業であればやりにくさや落ち着かなさを感じる場面であるが、『学び合い』の授業の考え方からすれば、授業も合唱も応援も「一人も見捨てずに課題を達成する」という全く同一のアプローチだと言える。そういう意味で、むしろ相乗的に学びの質が高まっていく可能性を感じるところが面白い。

 

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